2015年5月、世界最高峰といわれる「チェルシー・フラワー・ショー」がロンドンで開かれます。
私はそこに「HOME、ぼくらのせかい」と題して、子どもたちと家族のための愛のガーデンを書類選考を通過し出展することになりました。
庭は大きな力を持っています。
どんな小さな場所でも、そこに一輪の花、一本の木があるだけで心が和みませんか?
植物は懸命に生き、季節の中で成長していきます。 その姿を見ること、その変化に気付くことが、慌ただしく毎日を送る私たちに、きっと穏やかな時間と優しい心を届けてくれます。
そして庭は、人と人をつなぎます。
植物があれば、「花が咲いたね」「実がなっているよ」と、親子の間で、夫婦の間で、お爺ちゃんお婆ちゃんと孫の間で、必ず会話が生まれます。喧嘩をした翌朝も、その一言でわだかまりがとけていきます。
さらに庭の花や木は、過去を想い起こさせる力を持っています。おぼえていますか?
「この子をおんぶしながら、よくあの木の下に立った」「この花はあの人が好きな花だった」きっとそんなことがあると思います。
懐かしい思い出が心を温かな思いで満たしてくれます。一輪の花にも、一本の木や緑にも、これだけの力がある。
私たちはそれを忘れていないでしょうか。
私には、まわりの樹や花や緑の声が聞こえます。本当です。
そしていま大きな声で聞こえているのが「がんばれ!」という応援の声。
私が世界一の“庭や”になって成し遂げたいことはノーベル平和賞を獲ることです!
私ひとりの力では無理かもしれません。
でも、木や花や緑の応援があります。大丈夫です!
私には、世界中に伝えなければならないメッセージがあるんです。
それは家族は大切。庭があり木や花や緑があれば会話が生まれる。
愛あふれる庭づくりを通じて世界を平和にしようということです。
絶対にできるんです!
私は住まいに庭を造ることを仕事にしています。庭から豊かな心が育まれ、家族の絆が生まれ、掛け替えのない自然への愛が生まれると信じているからです。始まりは1軒の小さな庭でも、お隣がその魅力を感じて庭を造り、さらにそれがご近所に広がれば、通りが、そして街が美しい花や木で覆われ、いつか街に林ができ森になります。
そのときこそ人は豊かな心で出会い、地球温暖化の解決の道も見つかるのではないでしょうか。
私は熱田神宮の近くで育ち、遊ぶのはいつも熱田の森の中でした。その森を、わが家の庭のように楽しむことができました。その後インテリアデザインを学びましたが、卒業後は造園会社に入り、7年間、名古屋市を中心に大規模な都市公園の施工に関わり、その後も、一貫して庭づくりに携わり、2008年に独立しました。
花や緑がどれほど人の心を豊かにするか、私はそれを見続けてきました。庭が世界を変える・・・。私はそう確信しています。
「チェルシー・フラワー・ショー」に参加することは、ひとりのガーデナーとして大変名誉なことですが、しかし私は、私個人の名声のために出展するのではなく、まして、会社の看板に“箔”を付けるために行くのでもありません。
愛知県は「愛を知る」県ではありません。
世界中に「愛を知らせる」県です。その愛知から行ってきます。
どうぞ力を貸してください。植物たちと共に、世界に愛を発信しましょう!
私は花や木や緑が世界を変える力を持っていることを示すために参加します。
そして、ぜひ世界一になって、その力であらためて世界に伝えたい。
木を植え、花を育て、緑を育み、一軒の家から街へ、街から国へ、そして世界へと広げて、美しい地球を守ろうと。その声を、「自然の叡智」をテーマに「愛・地球博」を大成功させた愛知から、胸を張って世界に向けて発信したいと思います。
どうぞご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
2014年12月吉日
「2015 チェルシー・フラワー・ショー」出展者
ティーズガーデンスクエア株式会社
Made in AICHI ワールドプロジェクト
代表 戸髙 文晴
https://www.rhs.org.uk/shows-events/rhs-chelsea-flower-show/exhibitors/2015/gardens/home-personal-universe-garden
ライバルは こちら
https://www.rhs.org.uk/shows-events/rhs-chelsea-flower-show/exhibitors?ExhibitorType=1&GardenType=13